2025年度事業報告


2025年度スローガン「継続~繋がる力、強くなる心」

柏崎刈羽地域に貢献し続ける地域活動の“継続”、組織力を維持・向上させるための“継続”、そして交流を通じて生まれる会員同士の“繋がり”や、事業を通して育まれる“強くなる心”──。
これら坂本理事長の多様な想いが込められたスローガンのもと、2025年度の柏崎青年会議所は一年間活動を進めてまいりました。

それでは、このスローガンを胸に実施してきた本年度の事業について、ご紹介ならびにご報告申し上げます。

1月 新年通常総会

1月31日(金)に新年通常総会を執り行いました。
坂本理事長の挨拶に続き、本年度の事業計画および予算計画等が無事に承認され、2025年度の力強いスタートを切ることができました。
また総会後の報告事項では、各委員長より事業計画の概要説明や方針、そして本年度への意気込みが述べられ、メンバー一同、決意を新たにする時間となりました。

2月例会 新年祝賀会

2月10日(月)に新年祝賀会を開催いたしました。
多くのご来賓の皆様よりご臨席を賜り、2025年度柏崎青年会議所のお披露目の場となりました。
坂本理事長の挨拶に始まり、2025年度の理事メンバー、出向者、新入会員の紹介を行い、無事に本年度の方針を発表することができました。
ご多用の中お越しいただきましたご来賓の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。

3月例会 Forum21合同例会参加

Forum21合同例会とは、見附・長岡・柏崎・小千谷の4LOMが、「まちづくり」という共通の目的のもと連携を深め、情報共有と交流を行う合同例会です。
本年度は、3月16日(日)に小千谷JC様主管で開催され、災害救護ボランティア団体 SVTS風組様 によるご講演、ならびに実践的な災害ボランティアセンター設置訓練が行われました。
また開催にあたり、2023年度に災害時相互協力協定を締結した刈羽村社会福祉協議会の皆様にもご参加いただき、訓練や交流を通じて多くの学びと気づきを得る貴重な機会となりました。

4月公開例会 新潟と原発~私たちの選択~

4月26日(土)に開催した4月例会は公開例会として実施し、原子力発電をテーマに、21LOMの理事長・専務を対象として多くのメンバーにご参加を呼びかけました。
第1部・第2部では、原子力発電の経済的メリットや安全性について、科学的根拠に基づき理解を深める講師講演を行いました。
続く第3部では、講演を踏まえた感想や見解、また気にかかる点などについて、参加者同士でグループディスカッションを行いました。
当日は、櫻井市長からのビデオメッセージも放映され、地域として原子力発電の在り方が重要な議題であることを参加者の皆様に感じていただく機会ともなりました。
21か所すべてのLOMにご参加いただき、総勢100名が集う大規模な例会となりました。

事業後アンケートでは、
「放射線の健康影響について理解が深まり安心した」
「データセンターやAIなど、今後の電力需要との関係が学びになった」
など、肯定的なご意見を多く頂戴しました。
またディスカッションでは、柏崎のメンバーが各地LOMの理事長・専務と意見交換することができ、大変有意義な機会となりました。

5月公開例会 地域の魅力を知ろう~謎解きバスツアー~

6月7日(土)に開催した5月例会は公開例会として実施し、将来的に地域に根差した経済活動を担う若者の成長を促すことを目的として、小学校5・6年生を対象に「地域の魅力」と「先端技術」をテーマにした謎解きバスツアーを実施いたしました。
柏崎市内のさまざまなスポットを巡りながら、地域の魅力を再発見できる仕掛けを盛り込み、子どもたちが主体的に考え、楽しみながら学ぶ機会となりました。
また先端技術に触れる機会として、昨年連携協定を締結した新潟工科大学様・新潟産業大学様にもご協力いただき、工科大祭の会場にてドローンやVRなど最新技術を体験する機会を提供していただきました。
子どもたちは、地域の魅力と未来を支える技術の両方に触れながら、学びを深めることができました。

事業後アンケートの結果からも、本例会を通じて参加した子どもたちが地域に対する理解を深めるとともに、新たな興味や可能性を見つけてくれたことを大変嬉しく思います。
私たち柏崎青年会議所は、これからも地域の未来を担う青少年の成長を後押しし、まちの発展に寄与する事業に積極的に取り組んでまいります。

6月公開例会 異業種交流会~掴もう!ビジネスチャンス~

6月21日(土)に開催した6月例会は公開例会として、昨年度に引き続き異業種交流会を実施いたしました。
本年度は、昨年の交流会から一歩進め、「ビジネスチャンスの創出」に焦点を当てたという点が大きな特徴です。
第1部では、参加者が交代制で自社ブースを設け、それぞれが自社PRを行う面識会を実施しました。業種を超えた参加者同士が直接情報交換を行うことで、新たなつながりやビジネス機会を探る活発な場となりました。
続く第2部では、参加者同士がよりざっくばらんに意見交換できる大交流会を設営し、リラックスした雰囲気のなかで関係構築を深めていただきました。

異業種ならではの視点や価値観に触れられる貴重な機会となり、参加者からも好評の声を多く頂戴することができました。

7月例会 ぎおん柏崎まつり参加

7月25日(金)に開催された「ぎおん柏崎まつり」に、7月例会として参加いたしました。
本年度は、これまでレンタルしていた神輿ではなく、新たに作成した神輿を担いでの初めての参加となりました。
一からの作成ということもあり、デザインや装飾、担ぎ方に至るまで、メンバー同士で多くの意見を出し合いながら進めてまいりました。その過程そのものが、一体感を生む大変貴重な機会となりました。
また神輿の台車には、昨年からご協力いただいている賛助会員様の会社名を掲示し、当日もその姿で祭りに参加させていただきました。ご支援をいただいた皆様には心より御礼申し上げます。

まつり当日は大変な盛り上がりを見せ、伝統の重みと地域の熱気を改めて感じることができました。
柏崎青年会議所は、先輩方から受け継いだ「伝統」と「カッコよさ」をこれからも継承し、ぎおん柏崎まつりをさらに盛り上げてまいりたいと考えております。
ご祝儀やご協力を賜りました皆様に、改めて深く感謝申し上げます。

8月通常総会

8月29日(金)に8月通常総会を執り行いました。
総会では、次年度理事長および理事の組閣体制などが無事に承認され、次年度へ向けて円滑にバトンをつなぐことができました。
総会後には、次年度理事長予定者である市川 京平 君より、次年度の抱負と方針を発表していただき、メンバー一同、改めて決意を新たにする時間となりました。

9月例会 絆を刻め!志は仲間と共に~柏崎青年会議所継志の集い~

9月13日(土)、次年度決起集会として9月例会をじょんのび村にて開催いたしました。
第1部では、株式会社じょんのび村協会の吉村英治社長より、「持続可能な組織と観光の在り方」についてご講演いただきました。
地域の絆が支えた組織再生の歩みや、社員・地域との関わりなど、青年会議所活動だけでなくメンバーの社業にも通じる学びが多く、大変有意義な講演となりました。
第2部では、「委員長発表」として本年度の委員長が活動の成果や、次年度へ引き継ぎたい想いをそれぞれ発表しました。
その後の懇親会では、次年度理事長および各委員会より抱負発表があり、次年度の柏崎青年会議所をより一層盛り上げていこうという機運が高まる例会となりました。

10月例会 第55回新潟ブロック大会参加

10月18日(土)、白根の地にて開催された「第55回新潟ブロック大会」に参加してまいりました。
式典では、入会3年未満の会員であるアカデミー会員による、1年間の青年会議所活動で得た学びの発表が行われました。また本年度の新潟ブロック協議会から次年度への伝達式も執り行われ、ブロック全体の結束と継承の重要性を改めて感じる式典となりました。
次年度のブロック会長および役員には、柏崎青年会議所からもメンバーが輩出されます。
当青年会議所のメンバーが壇上に立つ姿を目にし、メンバー一同、次年度へ向けた期待と誇りを強く感じる場となりました。
また大交流会では、これまで青年会議所活動を支えてくださった2025年度卒業生の皆様を盛大に送り出す卒業式が開催されました。多くの仲間に祝福されながらの門出となり、心温まる時間となりました。

11月例会 卒業式

11月13日(木)に卒業式を執り行いました。
本年度も、昨年に引き続きメンバーである越後門出和紙様にご協力いただき、温かみのある特製和紙にて卒業証書を作成いたしました。
当日は、坂本理事長より一人ひとりに卒業証書が授与され、その後、卒業生の皆様から在籍メンバーへ向けた想いのこもったスピーチを頂戴しました。これまで青年会議所活動を牽引してこられた先輩方の言葉には深い重みと情熱が込められており、会場全体が温かな感動に包まれました。
本年度をもって卒業される5名の皆様のさらなるご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
そして、先輩方が築いてこられた志と伝統を胸に、私たち柏崎青年会議所はこれからも地域のために、たゆまぬ歩みを続けてまいります。

柏崎刈羽原子力発電所見学会

6月23日(月)と9月8日(月)に、東京電力ホールディングス株式会社様のご協力のもと、柏崎刈羽原子力発電所見学会を実施いたしました。
本年度は、より多くの方々と共に学ぶ機会を広げたいとの想いから、公益社団法人日本青年会議所 北陸信越地区 新潟ブロック協議会のメンバーを対象とし、2回にわたり見学会を開催いたしました。
当日は、新潟ブロック協議会会長をはじめとする多くの青年会議所メンバーからご参加いただき、
「普段は入ることのできない原子力発電所の内部を見学でき、新しい知識を得られた」
「実際に足を運んでみなければ分からないことが多かった」
など、現地での体験を通じて多くの学びや気付きを得たとの貴重なご意見を頂戴しました。

柏崎刈羽地域の大きな産業である原子力発電について、正しい理解を深める機会として大変有意義な事業となりました。今後も引き続き、地域の未来を考える上で必要な学びの場を提供してまいります。

社会福祉法人柏崎市社会福祉協議会様との災害時相互協力協定締結調印式

10月1日(水)、社会福祉法人柏崎市社会福祉協議会様と「災害時相互協力協定」を締結いたしました。
本協定は、災害発生時に柏崎市社会福祉協議会様が災害ボランティアセンターを設置・運営する際、柏崎青年会議所が運営補助、人材・機材の提供などの面で連携し、円滑な支援体制を構築することを目的としています。
また、平時においても災害ボランティア活動や被災者支援に関する情報共有、セミナー・訓練の参加、そして年に一度以上の交流を通じて、相互の協力体制をさらに深めていく内容となっております。
当会議所は、2023年度に刈羽村社会福祉協議会様とも同様の協定を締結しており、今回の締結により、柏崎市・刈羽村の両地域において協力体制がより一層強化されることとなりました。
本協定を通じて、地域の防災力向上に寄与するとともに、災害発生時に迅速かつ適切な支援が行えるよう、今後も引き続き備えを進めてまいります。

以上をもちまして、2025年度の事業報告とさせていただきます。
一年間の活動に対し、多くの皆様から温かいご支援とご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
柏崎青年会議所は、これからも地域と共に歩み、未来を担うまちづくりに誠実に取り組んでまいります。